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ガザミふやそう会
私たちは、昔のような資源豊富な大阪湾、播磨灘を取り戻すため、自然と調和のとれた漁業を目指しています。

このような中、昭和61年12月、ガザミ資源の維持増大を図ることを目的に『ガザミふやそう会』を設立し、これまでお腹に卵を抱いた“抱卵ガザミ”の保護運動ならびに甲幅長12p以下の稚ガザミの再放流運動を展開してきました。現在では、この活動は本県漁業者のみならず、一般の皆さんの多くの賛同を得ることができ、他府県へも輪が大きく広がってきております。

地道な活動ではありますが、毎年次に掲げた基本方針に基づき、抱卵ガザミ、稚ガザミならびに柔らか甲羅ガザミの保護運動を進めています。

また、『ガザミふやそう会連絡協議会』を通して、ガザミの資源増殖・管理活動を実践している他府県の仲間たちとの連携を密にし、活動の輪をより大きく広げてゆこうと思います。
基本方針
(1) ガザミは、5月から9月まで3回抱卵し、その都度、約180万尾のゾエア幼生をふ出(放出)します。そこで、この親ガザミ(抱卵ガザミ)を保護し、自然の力による資源添加を通して、ガザミ資源の増強を図ろうとするものです。
(2) この時期に漁獲される抱卵ガザミを買い上げ、甲羅にこれの保護を促すため、とるなマークをつけて放流します。
(3) とるなマークつきの親ガザミは産卵用なので、再漁獲しても再び放流します。
(4) 親ガザミは3回のゾエア幼生のふ出を終えると脱皮し、成長します。
(5) 9月に入って脱皮するととるなマークは脱落します。
とるなマークが脱落したガザミは漁獲対象に戻ります。
(6) 親ガザミが漁獲対象に戻る頃から、ガザミの単価は抱卵時期の数倍になるので、自然の力で蓄養していることにもなります。
(7) 抱卵ガザミの買上費用は、ガザミふやそう会の会費でまかないます。
(8) 甲幅長12cm以下の稚ガザミ・脱皮直後のやわらかガザミは再放流します。
抱卵ガザミの保護活動
(1)運動期間 毎年5月1日〜9月30日(5ヶ月間)
(2)運動海域 大阪湾ならびに播磨灘
(3)目標保護尾数 3,000匹
(4)買上単価                                        
全甲幅長 1匹あたりの単価
13cm〜15cm 200円
15cm〜17cm 300円
17cm〜19cm 400円
19cm〜21cm 500円
21cm〜23cm 600円
23cm〜25cm 800円
25cm〜27cm 1,000円
27cm〜29cm 1,200円
29cm〜2cm増 +200円
買上単価は、令和元年度の計画単価です。保護尾数が多く、買上費用が予算を上回る場合は単価を下げることとします。
稚ガザミ・やわらか甲羅ガザミの保護活動
時期、海域を問わず、全甲幅長12p以下の稚ガザミおよび脱皮直後のやわらか甲羅ガザミを自主的に再放流します。
瀬戸内海で漁獲される主なガザミの種類
ガザミ(ワタリガニ)左:雄ガニ 右:雌ガニ
ガザミふやそう会が保護運動の対象にしているガザミです。

雌雄共に12令(稚ガニに変態後、11回の脱皮による成長期)ないし13令で性的に成熟します。 この時の脱皮を「成熟脱皮」と呼んでいます。雌ではその腹部が三角形から楕円形へと巾広に変わり、抱卵に適した形になります。

その年最初に生まれた一番子の卵は6月下旬頃にふ化し、7月には稚ガニに変態し、10月には甲巾(棘を含む)15cmに成長して早くも漁獲の対象となります。そして、11月には17cm内外になり、その後深所へ移動して交尾し、水温が15℃を切ると砂泥中に潜って冬を越します。そして、翌春水温が上昇して17℃ぐらいになると再び活動を始めます。ガザミの成長は早く、越冬明けの雌ガニは活発に摂餌を始めます。やがて前年に雄から受け取って体内に蓄えてあった精子を用いて受精・産卵します。1回に100〜300万粒を産出するというからものすごい数です。しかも雌親は1年に2〜3回(2〜3番子)、時には5回も産卵します。産卵場所は水深6m〜10mの藻場付近です。

我々ガザミふやそう会では、5月〜9月までの間、この抱卵したガザミ・12cm以下のガザミ・脱皮直後のやわらか甲羅ガザミの保護運動を行っています。
ジャノメガザミ
ジャノメ(蛇の目)とは、甲羅の後ろ半分に3つある白く縁取られたどす黒い血色の斑点からの名称です。
タイワンガザミ左:雄ガニ 右:雌ガニ
雄と雌でまるっきり色や体型が違う。雄は雌に比べてより大きく成長し、甲羅には濃紺地に白雲状縞模様があり、さらに美しい青色をした強大なハサミを持っています。雌の色は若草色の地に後半部に細かい白斑をまき散らした模様であり、ハサミはどちらかというとずんぐりして大きくはなく、甲羅は幾分丸みを帯びている。
※ガザミ写真は、京都府栽培漁業センターよりご提供いただきました。
ガザミの成長過程
ゾエア幼生から4〜5回脱皮後のメガロッパ幼生 ふ化から1ヶ月後の稚ガニ(約0.4cm) 稚ガニから11〜13回脱皮を繰返し親ガニへ成長(約13cm)
ガザミふやそう会のシステムと主な漁法
組織活動
(1)会員 会員は次のとおり毎年新しく募集します。
漁業者会員  ガザミを漁獲対象とする漁業者(兵庫県内)
一般会員    この運動の趣旨に賛同する者
目標会員数  1,000名(うち、漁業者500名)
会費        1,000円/年(1人)
会員募集    令和2年5月1日より随時募集
(2)事務局 兵庫県漁業協同組合連合会 のり海藻部 資材担当
〒675-0163
加古郡播磨町古宮字堀坪1-4 のり流通センター内
TEL (078) 942-9272・FAX (078) 942-9340
啓蒙普及
(1)会員の証 オリジナルQUOカードを進呈します。
(2)他府県への
      普及活動
大阪湾、播磨灘を取り巻く各府県への参加を呼び掛けるとともに、すでに活動展開中の仲間たちとの連携を密にし、活動の輪を広げてゆきます。
(3)一般会員への
      普及活動
兵庫の海や漁業に関する情報を掲載します。また、会員からのお問い合わせに対し、積極的に情報を提供します。
活動内容
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活動内容
ガザミふやそう会
私たちは、昔のような資源豊富な大阪湾、播磨灘を取り戻すため、自然と調和のとれた漁業を目指しています。

このような中、昭和61年12月、ガザミ資源の維持増大を図ることを目的に『ガザミふやそう会』を設立し、これまでお腹に卵を抱いた“抱卵ガザミ”の保護運動ならびに甲幅長12p以下の稚ガザミの再放流運動を展開してきました。現在では、この活動は本県漁業者のみならず、一般の皆さんの多くの賛同を得ることができ、他府県へも輪が大きく広がってきております。

地道な活動ではありますが、毎年次に掲げた基本方針に基づき、抱卵ガザミ、稚ガザミならびに柔らか甲羅ガザミの保護運動を進めています。

また、『ガザミふやそう会連絡協議会』を通して、ガザミの資源増殖・管理活動を実践している他府県の仲間たちとの連携を密にし、活動の輪をより大きく広げてゆこうと思います。
基本方針
(1) ガザミは、5月から9月まで3回抱卵し、その都度、約180万尾のゾエア幼生をふ出(放出)します。そこで、この親ガザミ(抱卵ガザミ)を保護し、自然の力による資源添加を通して、ガザミ資源の増強を図ろうとするものです。
(2) この時期に漁獲される抱卵ガザミを買い上げ、甲羅にこれの保護を促すため、“とるなマーク”をつけて放流します。
(3) とるなマーク”つきの親ガザミは産卵用なので、再漁獲しても再び放流します。
(4) 親ガザミは3回のゾエア幼生のふ出を終えると脱皮し、成長します。
(5) 9月に入って脱皮すると“とるなマーク”は脱落します。“とるなマーク”が脱落したガザミは漁獲対象に戻ります。
(6) 親ガザミが漁獲対象に戻る頃から、ガザミの単価は抱卵時期の数倍になるので、自然の力で蓄養していることにもなります。
(7) 抱卵ガザミの買上費用は、ガザミふやそう会の会費でまかないます。
(8) 甲幅長12p以下の稚ガザミは再放流します。
(9) 脱皮直後のやわらかガザミは再放流します。
抱卵ガザミの保護活動
(1)運動期間 毎年5月1日〜9月30日(5ヶ月間)
(2)運動海域 大阪湾ならびに播磨灘
(3)目標保護尾数 3,000匹
(4)買上単価
全甲幅長 13cm〜15cm 15cm〜17cm 17cm〜17cm 19cm〜17cm 21cm〜23cm
単価 200円 300円 400円 500円 600円
全甲幅長 23cm〜25cm 25cm〜27cm 27cm〜29cm 29cm〜2cm増
単価 800円 1,000円 1,200円 +200円
買上単価は令和元年度の計画単価です。保護尾数が多く、買上費用が予算を上回る場合は単価を下げることとします。
稚ガザミ・やわらか甲羅ガザミの保護活動
時期・海域を問わず、全甲幅長12p以下の稚ガザミおよび、脱皮直後のやわらか甲羅ガザミを自主的に再放流します。
瀬戸内海で漁獲される主なガザミの種類
ガザミ(ワタリガニ)
雄ガニ 雌ガニ
ガザミふやそう会が保護運動の対象にしているガザミです。

雌雄共に12令(稚ガニに変態後、11回の脱皮による成長期)ないし13令で性的に成熟します。この時の脱皮を「成熟脱皮」と呼んでいます。雌ではその腹部が三角形から楕円形へと巾広に変わり、抱卵に適した形になります。

その年最初に生まれた一番子の卵は6月下旬頃にふ化し、7月には稚ガニに変態し、10月には甲巾(棘を含む)15cmに成長して早くも漁獲の対象となります。 そして、11月には17cm内外になり、その後深所へ移動して交尾し、水温が15℃を切ると砂泥中に潜って冬を越します。 そして、翌春水温が上昇して17℃ぐらいになると再び活動を始めます。ガザミの成長は早く、越冬明けの雌ガニは活発に摂餌を始めます。 やがて前年に雄から受け取って体内に蓄えてあった精子を用いて受精・産卵します。1回に100〜300万粒を産出するというからものすごい数です。 しかも雌親は1年に2〜3回(2〜3番子)、時には5回も産卵します。産卵場所は水深6m〜10mの藻場付近です。

我々ガザミふやそう会では、5月〜9月までの間、この抱卵したガザミ・12cm以下のガザミ・脱皮直後のやわらか甲羅ガザミの保護運動を行っています。
ジャノメガザミ
ジャノメ(蛇の目)とは、甲羅の後ろ半分に3つある白く縁取られたどす黒い血色の斑点からの名称です。
タイワンガザミ
雄ガニ 雌ガニ
雄と雌でまるっきり色や体型が違う。雄は雌に比べてより大きく成長し、甲羅には濃紺地に白雲状縞模様があり、さらに美しい青色をした強大なハサミを持っています。雌の色は若草色の地に後半部に細かい白斑をまき散らした模様であり、ハサミはどちらかというとずんぐりして大きくはなく、甲羅は幾分丸みを帯びている。
※ガザミ写真は、京都府栽培漁業センターよりご提供いただきました。
ガザミの成長過程
ガザミの成長過程
ゾエア幼生から4〜5回脱皮後のメガロッパ幼生 ふ化から1ヶ月後の稚ガニ(約0.4cm)
稚ガニから11〜13回脱皮を繰返し親ガニへ成長(約13cm)
ガザミふやそう会のシステムと主な漁法
組織活動
(1)会員
会員は次のとおり毎年新しく募集します。
漁業者会員 ・・・ガザミを漁獲対象とする漁業者(兵庫県内)
一般会員 ・・・この運動の趣旨に賛同する者
目標会員数 1,000名(うち、漁業者500名)
会費 1,000円/年(1人)
会員募集 令和2年5月1日より随時募集
(2)事務局 兵庫県漁業協同組合連合会 のり海藻部 資材担当
〒675-0163
加古郡播磨町古宮字堀坪1-4 のり流通センター内
TEL (078) 942-9272・FAX (078) 942-9340
啓蒙活動
(1)会員の証 オリジナルQUOカードを進呈します。
(2)情報提供 JF兵庫漁連ホームページにて(このページ)活動状況をお知らせします。
(3)他府県への普及活動 大阪湾、播磨灘を取り巻く各府県への参加を呼び掛けるとともに、すでに活動展開中の仲間たちとの連携を密にし、活動の輪を広げてゆきます。
(4)一般会員への情報提供 ホームページに海や漁業に関する情報を掲載します。
また、会員からのお問い合わせに対し、積極的に情報を提供します。